2011年8月20日の譲渡会でご縁をいただいたトイプードルのモモちゃんが6月15日の朝、旅立っていきました。
保護当時に貰っていた名前を失念してしまったのですが(すみません…)、当時推定6~8歳ぐらいでブリーダーレスキューで保護時には皮膚の状態もボロボロだったのがやっと治って毛も生えそろって譲渡会に初参加だと伺ったように記憶しています。
にぎやかな会場のすみっこのクレートの中で気圧されて置物のようになっていたのを今でも覚えています。
70代の伯父夫婦のみの家庭で飼いたいということで今思えば本当に無茶なお願いをしたのですが、私たち夫婦が後見人になりこまめに様子を見に行くことで何とか譲渡していただきました。
それから10年、途中で伯母の方が先に亡くなり、伯父も年老いてモモちゃんのお世話が十分にできなくなったのですが一緒に暮らしたいとの強い希望で散歩等をペットシッターさんに手伝っていただきながら最後まで伯父のもとで暮らし、伯父に見守られて息を引き取りました。
ほんとうに賢くて可愛い子で叔父夫婦はもちろん家族みんながとても幸せな10年でした。
人も犬もみんな大好きでいつもニコニコ挨拶をして、親族だけでなく近所の人みんなから愛され、伯父の代わりに誰が散歩に行っても近所の方から「モモちゃーん!」と声をかけられていました。
最後の1年半ほどはペットシッターさんだけでなく、伯父のホームヘルパーさんも毎日来て家がにぎやかになってモモちゃんも嬉しそうにしていました。誰が来てもニコニコ喜ぶモモちゃんはヘルパーさんたちからもたくさん可愛がってもらいました。
ひとつ私が懺悔したいのは、里親になってからこれまでAHRへ近況をお知らせしなかったことで、とても申し訳なく思っています。
とても大事に育てられ、死ぬ5日前まで血液検査にも全く問題がなく元気いっぱいだったのですが、実は伯父と伯母がおやつをいっぱいあげて8㎏まで太らせてしまっていて、AHRの皆様に本当に申し訳なくて近況を知らせる勇気が持てませんでした。。。
本当に本当にすみません。
絶対関節痛めたり病気になると思って心配していたのですが、ラッキーだったのでしょうか最後の5日間の前までは本当に年齢を疑うくらい元気で転がるように走って散歩に行っていました。
そんな感じでモモちゃんにとってはベストな里親ではなかったかもしれませんが、10年間我が家の殿様として君臨し、それなり楽しそうに暮らしていたと思います。
あの譲渡会の日、たぶん若い犬が多かったのか高齢家庭に譲渡できるのはモモちゃんだけ、とおっしゃられたのですが、結果的に最高のご縁でした!
モモちゃんをを譲渡していただき、親族とヘルパーさんとペットシッターさんと近所の人と友達に支えられてモモちゃんと暮らせた伯父は幸せ者です。
保護犬の譲渡としてきわどいケースだったと思いますが、あの時譲渡を決断してくださって本当にありがとうございました。
現在私も、私の住まいからAHRさんへは少し距離があるのでもう少し近い他団体さんでですが保護犬猫の預かりボランティアをしています。
みんながモモちゃんのようにご縁を掴めることを願っています。
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